開放
その足取り軽く、向かうはあなたの元へ。
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この絵は2013年3月19日に描いたもので、あまりにも雑だったので少々お直ししたものです。肌の質感を頑張りました。えへへ。
司馬はまさに戦う医者だと思う。世の中のお医者さんは、皆患者が抱える病と戦っていて頭がさがる思い。
司馬は患者が抱える病はもちろんのこと、あのような性格だからこそ同僚に敵を増やし続けて、戦い続けている。
それでも戦わなきゃいけない理由は中川部長にある訳ですね。
8話目の「僕が守ってあげますから」
これが司馬が戦い続ける理由だと思っている。
8話目の時点では明らかに牽制としか取れないセリフですが、最終回の「ありがとうございました」は本心からの言葉だったということがよく分かる。
一応二人の過去が分かる7話目で既に司馬が中川に抱いている複雑な心境は読み取れますが。
回想シーンから、現在に戻って一人外を眺めるあの表情ですね。
守ってあげたいという気持ちは、憧れの存在だった頃の中川の姿を今も司馬は追い続けているからだと思う。
中川あっての今の司馬の技術力な訳ですから、司馬にとって中川という存在は恐らく司馬が思っている以上に大きいんだろうなというのが私の考察です。
とはいえ、司馬は27歳。
石川というライバルと戦いつつ、患者の持つ病気とも戦いつつ患者の命を守る仕事が終わった後の開放感は大きなものだろうなぁ。
白衣という鎧を脱ぐ瞬間、司馬の心はひとつ軽くなる。そして向かう先は、誰か大切な人だったりペットだったり愛着のある物だったり。
そんな時の足取りは軽く、ただ司馬を全てから解き放つ的な絵を描きたかったので満足です♡