ぷち！仙道受け祭り2023

仙道と付き合ってどれくらいになるだろうか。
初めて手を繋いだとき、初めてのキス、ハグ。
今でも鮮明にその時を覚えている。
肌を重ね始めたのはつい最近のこと。
重ねるたびに仙道が、コート上では絶対に見せない「甘え」を見せてきて、それが可愛くて愛おしい。
シーツが二人の汗で湿ってきたが、それでも仙道は潤んだ瞳で俺を誘ってくる。
そうすると、どんどん仙道のことが欲しくなってしまう。
独占欲に溺れる焦りと、それでも仙道が愛おしいこの気持ち。
俺は一体どうすれば？でも…
「魚住さん」
掠れた声で俺を呼ぶ仙道がやっぱり好きだ。
ずっとずっとこんな日が続きますように。

「よう、仙道。ちょっといいか？」
試合が終わり、ホッと一息ついていると沢北が仙道を呼び出す。
周囲のチームメイトはその意味が分からずいたが、仙道は分かっていた。むしろ待っていたと言ってもいい。
「山王がうちに何の用だよ」
越野が怪訝そうに沢北を睨むが、すぐに仙道が間に入り「先に宿に戻ってて。話が終わったらそっちに行くからさ」と、いつもの笑顔で諭す。
控室から出た仙道は「ふぅ」とため息ひとつ。
「ずいぶん、人望があるんだな」
「さぁ、どうだろ」
飄々と答える仙道に少し嫉妬しつつ、キョロキョロと周りを見回す。
沢北が仙道の腕を引っ張り、人目のない場所へ移動して少し乱暴に仙道を壁に押し付ける。
軽いキスから始まり、それは徐々に深くなっていく。
舌と舌を絡ませ互いを味わう。
それと同時に、沢北が仙道のユニフォームの裾をめくり上げ、胸を指で弄ぶと仙道の体が跳ねた。
「さ……わ…」
唇を離すと、頬が紅潮した仙道が困り顔で見つめていくる。
「分かったよ、続きはまた今夜」
そう言って、沢北はもう一度仙道にキスをすれば唇を離して去って行った。
その背中を見つめつつ、仙道は微笑んだ。
仙道は沢北が好きだ。キスも、性感帯を弄られたことも嬉しく思う。それから沢北が残した「続きはまた今夜」という言葉。
今夜はどんな発見があるだろう？
「すげぇ楽しみ。ゾクゾクしてきた」
仙道もまた踵を返し、チームメイトが待つ宿へ向かっていった。

♡♡♡♡♡♡♡♡

仙道も沢北も３年になり、沢北がIHの為にアメリカから日本へ帰ってきたという設定です。そして、陵南が全国へ行けたという。
沢北×仙道もまた良いCPだと思うんですよね。
しかし私の描(書)くものでしか見たことがないという。
やっぱり原作の中で直接絡みがないからでしょうか。
もっとたくさん沢北×仙道を拝みたい今日この頃です。

池上さんがしてくれた初めてのキスは額だった。
嬉しかった。
ふと、額へのキスの意味が気になってクラスの心理学好きな女子に訊いてみる。
女子は答えた。
「祝福、友情だって、仙道くん」
なるほど。女子は続ける。
「無償の愛、あなたのことを心から愛おしいと思っているともあるよ」
体の芯が熱くなるのを感じた。
ジワリ、ジワリと。

初めまして！主催の星野ののこと申します。
いよいよ本日から「プチ！仙道受け祭り2023」が始まりました！
どのようになるのか全く分かりませんが、終了日まで楽しく仙道受けを愛でて描きたいと思います❤️
どうぞよろしくお願いいたします(⋈◍＞◡＜◍)。✧♡

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