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「このしばられた両手を……お前がほどいてくれよ……!!」By.庄司


ブラックジャックによろしくの中には好きなオーベンがたくさんいて、庄司先生がその中でも一番好き♡
なにげに初めての若くてイケメンキャラだと思う。他のドクターは割りと年を取ってましたからね。
年齢としてはおそらく30代後半辺りだろうか(児玉さんへのジェムザール投与辺りと連載時期から考えて)
ジェムザールが承認されていない、がんの告知がまだ躊躇われていた時期と考えると、振り返れば奴がいるの司馬先生と同い年くらいかなぁ。

庄司先生の魅力はその中に渦巻く葛藤と、普段の明るさのギャップだと思う。
小児科医の安富先生の「医師には2つの段階がある」という話。児玉さんの時は間違いなく第一段階だった。
それが未承認薬のジェムザールを使い、あのような最後を遂げた。

教授が言っていた。あいつは角が取れて良い医者になるよ。
第二段階へと足を踏み入れ淡々と患者を見ている中、そこで斉藤に出会う。
様々なスタンスを持ったドクターが出るこの漫画の中で、庄司先生は一番人間らしいと私は思っている。
感情豊かで、それでも冷酷さも持ち合わせていて、次にこの医者は何をするのだろうかとドキドキさせてくれる。

またがん医療編というストーリーの中で特に魅力的なのは、患者のそれぞれの選択。
なんとしてでも延命したいと願う患者と、宇佐美先生と出会いがんとともに生きていくことを選んだ患者のそれぞれの最期。
これが物語としてうんと魅力を引き出してくれている。患者あっての医療ものですからね。

8巻での最後はもうそれはそれは涙させられた。と同時に緩和ケアの話が出て、嬉しさのあまり泣き笑いの状態で読んでいたのを今でも覚えている。
庄司先生は辻本さんに言った。あなたような最期を迎えたいと。
私は思った。庄司先生のような先生に診てもらいたいと。がん医療編の中で一番成長、前に進んだ医者は庄司先生だ。

次に好きな科は小児科と、精神科。
庄司先生はもちろん、小児科や精神科の話も描いていきたい。

12 8月
2019

表情練習:仙道彰編

※:この絵と文章は過去に描いた(書いた)ものです。

あれは、2013年2月14日。サイト再構築完成&サイトオープンの日。
あの日は仙道彰のお誕生日だった(数年前のWikipediaアメリカ版でそういった記述があったのです)
なので一人で過去のイラストをUPしまくってお祝いしていた。ただ、昔の絵しかない。それはなんだか寂しい。
新しく描こうとしたがネタが浮かばず。そこで見つけたのはPixiv。
禿さんが作成された表情練習用のもの。ここ最近絵といえば車しか描いていなかった私にはありがたく思えた。

しかし。

私は非常に遅筆。完成したのは今日だった。それがこの絵

「怒り」「泣く」が空欄なのは意味がある。何故ならそういった表情はできれば描きたくなかったので。
恐らく仙道は笑顔の下で色んなことを考えているだろうと思う。人間だもの。その下を覗けたら、と思う反面なんだか覗いてはいけないような箇所なような気がした。
誰にだってそんな箇所はある筈だけど、仙道の場合は特に。
同じように大人っぽいキャラクターの牧の泣き顔、怒った顔を描けと言われたらきっと描けるだろうな。

でも、仙道はダメだ。

こめかみに銃を付きつけられて描けと言われたらきっと描くかもしれない。でもダメなんだ。とにかくダメ。
井上雄彦さんが、負けた仙道の表情のカット。あれだけで十分。
これはあくまでも私の姿勢であって、他の方の仙道が喚いていようが泣いていようが怒っていようが、ありのまま受け入れられる。人数の数だけ捉え方がるように、仙道もそう。
だから、これからも色んな仙道を見て、そこから何かを吸収できたら良いなと思う。

そして何より恥ずかしかったのが、「攻め」や「受け」
これは困った。
多分こんな感じだろうか、と描いてみたものの画面の前の私の顔は真っ赤で今まさにその状態。